【今日の指針】壊れたように作れば2018/09/30

【今日の指針】壊れたように作れば
 
壊れたように作れば、壊れにくい
 
(蛇足) ぼろく、いい加減に作れ・・と言っている訳ではありません。
 
壊れた時の形を想定して作りなさい・・って事です。壊れた形って、安定した形なんです。物理的に無理なものが、安定したものに変わるのが壊れるってこと。
 
例えば、山の道。台風被害とかで、崩壊する林道とか多いですが、無理な道の設計が原因の事が多い。
 
もともと山って、壊れて形ができた。土砂崩れの積み重ねが山の形をつくった。土砂災害なんて言うけど、人の立場での見方。山にしてみれば、山の形をつくっている自然の営み。
 
なので、もともと壊れてできた山の形に合わせて、道もつくらせてもらえば、あんまり壊れない。壊れたら、また道になった・・なんてのが名人の仕事。
 
壊れる事、朽ちる事を最初から織り込んでつくったものは、時間とともに、使いやすくなっていきます。
 
何年かして木が縮んで割れたら、丁度良くなるよ・・・そんな壊れる事を想定してものが作れるのは、長年続けた職人の技。
 
人の体や健康も
人の関係や社会組織も
なんでも、壊れる事、崩壊する事を織り込んでつくったものは、長持ち、持続可能です。
 
「おれ、体も心もぼろいけど・・、長生きしたなあ・・。」
 
ってのが良いのかも。
 
うちの製品は、壊れにくいかどうかは分かりませんが、ぼろい事は確かです。

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